皆さんこんにちは!セルコーデ編集部です!
今年の夏は、6月に真夏以上の暑さが来たと思ってたら梅雨空に逆戻り、二度目の梅雨明け?と言うイレギュラーなお天気の読めない日が続いていますが、無理せずに何とかこの夏を乗り切りましょう!
・・という事で、今回は省エネとインテリア照明の共存、賢く、そしてお部屋をパッとオシャレにしちゃう照明マジックをご紹介いたします!
省エネとオシャレを両立するための照明の留意点
今年は梅雨明けが早く、電力がひっ迫したりと、なかなかたくさんの照明を付ける事がはばかられますが、間接照明などをうまく使って、節電しながら、用途に合わせた照明を部屋別で見ていきましょう。きっとあなたにピッタリの照明が見つかるはず・・!
その前に、省エネ対策として全ての照明に関わってくる内容を確認してみましょう。
節電の基本、まずはLED電球に変える!
LEDは電気代が白熱電球の約1/8、電球自体の寿命が白熱電球の20倍以上と、環境にとても優しい明かりです(LED電球のスペックによる)。LED電球が出始めの頃は、高価なのに明るさがイマイチだったり、照射範囲が狭かったりといったデメリットもあったのですが、現在は低価格のものでも随分と品質が良くなっており、蛍光灯に比べて圧倒的に寿命も長いので、ほとんどデメリットが無くなりました。
白熱電球が高い熱を帯びる事を考えると、ただでさえ暑い夏はとてもオススメできないですし、うっかり触れてしまった時、ヤケドの危険性もはらんでいます。
長い期間使うことを考えると、交換の手間も少なく、環境にも優しくエコで最適な電球といえます。LED電球を使えば、1つの電球あたり、1年で電気代2,000〜3,000円安くできるとも言われるので、3個のLED電球を使えば、トータルで6,000〜9,000円の節約ができると言うことになります。
間接照明で電気代を節約するなら電球選びが大切です。節約するなら、必ずLED電球を選びましょう。
部屋ごとの趣旨に合った、適した明るさにする
照明の明るさは、場所によって平均照度の基準があります。何をして過ごすかによっても、必要な明るさは違って来ます。
同じリビングでも、お裁縫などの細かい作業をする時は、ある程度の明るさが必要ですが、ただまったりと家族団らんの時間を過ごすだけなら、それほどの明るさは必要ありません。そのお部屋に合った、適切な明るさの照明を選ぶ事で、必要以上に多くの電力も使用せずに、少しの電力で省エネができます。
それでは、部屋別の照明の選び方のポイントを見ていきましょう。
部屋別、場所別の照明のセレクト
リビング・ダイニング
出典:RoomClip
ダイニングでも、小型ペンダントの場合はW数が少ないので、少し低めの50〜70cmを目安に調節するのが良いでしょう。
こちらのペンダントライトは、まぶしさを抑えた面発光で、LED「美ルック」を搭載しています。
空間に溶け込むシンプルな薄型のデザインですが、テーブル面をしっかり照らします。
白基調のお部屋全体の雰囲気に、とても合っていますね!
出典:RoomClip
リビングは人の導線を考慮して、シェードが頭に当たらない床から190cm以上がおすすめです。こちらのお宅は、微妙にカーブした72枚の羽根を持つ《PHアーティチョーク》をマンションで設置している、とてもレアなお宅です。
PHアーティチョークは、100種類以上のパーツで構成されており、一台を生産するのに合計25人の熟練工の手が必要とされる、クラフツマンシップの伝統が生かされた製品の一つです。
良質な反射板を得るため、羽根内面はつやの度合いを抑えた塗装が施されていて、1958年にデザインされた、20世紀の照明デザイン史に残る名作。
さすがの巨匠デザインのペンダントライト、存在感が抜群ですね!
出典:RoomClip
ペンダントライトは、吊るす位置によって光の広がり方が変わります。高めに吊るすことで広範囲に広がりますが、手元は暗くなります。逆に低めに吊すことで照らせる範囲は狭くなりますが、手元は明るく照らせます。リビングやダイニングなど、場所によって吊るすのに最適な位置が変わるので、それぞれの一番良い位置を検討してみましょう。
ダイニングテーブルの上の照明には、電球色をチョイスするとお料理が美味しそうに見えます。
ほんのりとしたオレンジ色がプラスされ、食欲が刺激されます。
出典:RoomClip
ダイニングで照明を使用する際は一般的に、天板から60cm~80cmが最適とされています。
これは照明と目線の関係において、「眩しさ」を感じにくい高さの範囲と、手元の光量を確保する最適なバランスを保った距離になるからです。
最近は、光色を切り替えられるタイプの電球もあります。
朝から昼間にかけては、白っぽい光で爽やかさを演出し、夕方から夜にかけてはオレンジ色の光でリラックス感を出すのもいいですね。
和室
出典:RoomClip
和室には和紙でできた照明もよく似合いますよね。
風情あるイメージを保ったまま、デザイン性をアップさせることができます。
こちらの照明は、和紙に世界地図が描かれているので、和のテイストとワールドワイドな世界観がMIXされた、国際的なデザインですね!
出典:RoomClip
昔は和室の照明といえば、四角い木枠のペンダントライトに紐がついたタイプが一般的でした。
現在は、畳自体の種類も増え、モダンな印象のお部屋も多くなってきたので、照明も自由に選ぶことができるようになりました。青白い光よりも暖色系の色味の電球の方が落ち着きます。
こちらは和紙のシーリングライト。
モダンな雰囲気を保ちつつ、和室に合うクールなデザインですね!
寝室
出典:RoomClip
寝室などは全体の明るさを抑え、手元だけを明るく照らすスポットライトがあるとよいですね。
使うときだけ、照らせるようにしておくと落ち着きます。
寝室の照明は落ち着きのある雰囲気を大切にして、いくつかの間接照明を設置するのがおすすめ。光のグラデーションがあると、疲れた脳と体がじんわりと癒されていきます。
天井にダウンライトを使わずに間接光のやわらかいあかりで寝室全体を包み込みます。
直接目に飛び込む光もなく快適な空間になりますね。
出典:RoomClip
ベッドサイドには、ヘッドが動かせるテーブルライトなら快適です。
就寝前の読書にも、常夜灯としても便利です。
眠りにつく時には光が目に入らないように光源をずらすことができます。間接照明の数で、光量も調整できるので、小さめの照明をいくつか組み合わせるといいでしょう。
天井からのペンダントライトも、お部屋のテイストとマッチしていて、全体のコーディネートに一役買っていますね!
子供部屋
出典:RoomClip
子ども部屋は全体の明るさを均一に明るくしてあげると部屋全体を使って遊びやすくなります。
勉強の際に手元を明るくするライトがあるとさらに作業がはかどるようになります。
可愛らしい間接照明で遊び心をプラスするのも、子供部屋ならではの楽しみ方です。WOODを星形にしたポップで可愛らしいこちらの照明は、お部屋の良いアクセントになっていますね。
電球が見えるレトロな感じや木製のならではの風合いがストレスの多い現代でも雰囲気を和ませてくれそうです。
間接照明をアレンジするときは、子供部屋につけるということを考慮し、とくに安全性の高い照明を選ぶようにしましょう。
出典:RoomClip
子ども部屋の照明は、お部屋の中を均一に明るくしてくれる照明をチョイスするのがポイント。
本を読んだり、おもちゃで遊んだり、子どもは気の向くままに過ごしがち。
目の負担にならないよう、充分な照度を確保しましょう。
こちらの照明は、工業的なデザインの2又シーリング灯具に、 シンプルなホワイト色のスチールシェードの組み合わせが無骨なシーリングランプ。
LED電球も対応で、60wのクリア球が2つ付けられます。バーやカフェ、ショップのようなアンティーク調ですが、飾りの無い形状はあらゆるインテリアスタイルとマッチしそうです。
玄関
出典:RoomClip
玄関は、天井に埋め込まれたダウンライトが一般的です。玄関がすっきりと広く見えます。
あえて、ペンダントライトをチョイスすることで、インテリアにこだわりが見えますね。
玄関は狭い空間なので、コーディネート しやすい場所だと思います。
ライトによって、玄関の雰囲気も変わるので、好みの物を選ぶと玄関スペースがお気に入りの空間になるはずです。
出典:RoomClip
こちらは玄関灯ですね。センサーライトなので、人が来た時に自動点灯する人感センサ付で、センサモードも切替可能とは外の照明にはピッタリですね!
傘も付いていて、とても機能的な上に、ちょっと個性的なヴィンテージ仕上げで海外テイストな雰囲気なので、訪問客の方からも一目おかれそう!
部屋の角(コーナー)
出典:RoomClip
間接照明による電気代の節約以外の一番のメリットとは、やはり「オシャレな空間の演出」になることです。これはオシャレな飲食店で考えるとイメージしやすいのではないでしょうか。
煌々と店内が照らされた明るいBARだと、良い雰囲気も半減しますよね。
おしゃれの基準は人それぞれ違うので、薄暗くなる間接照明のお陰で誰もがリラックスできるとは限らないのですが、明るい照明で全てを照らさず、ちょっと薄暗いかな?くらいの方が、汚れやホコリなどが分かりずらくなります。
僅かなホコリも見逃したくない潔癖症の人だと難しいかも知れませんが、夜ぐらいは落ち着いた雰囲気で過ごしたいという人には、薄暗い間接照明は向いています。
このお部屋は、もともとオシャレな空間ですが、コーナーのフロアライトのお陰で、雰囲気がより引き出されて、オシャレ度は三割増し以上だと思います!
出典:RoomClip
薄暗い間接照明の柔らかな灯りは、「睡眠の質」にも大きな影響があると言われています。
明るい照明に煌々と照らされた寝室で寝る人が少ないように、明るさというのは睡眠の質を大きく左右します。これは眠る直前にだけ作用するのではなく、その何時間も前から光量による影響を受けているので、薄暗い間接照明にしておくと身体が副交感神経優位に傾き、スムーズな睡眠へ促されやすくなります。
お部屋の角に置かれた間接照明の柔らかな灯りが、自然と入眠に誘ってくれて、良い睡眠が取れそうですね。
ワーキングスペース
出典:RoomClip
パソコンなどで作業する際に、ライトに背を向ける配置になっていると、手元が案外暗いということもよくあります。シーリングライトでお部屋全体を明るく照らすほか、スポットライトで手元も明るくすると、目の疲れを和らげてくれます。
キャビネットに置いてある間接照明も、とても良いアクセントになっていて、お部屋の雰囲気をさらにおしゃれに格上げしていますね!
出典:RoomClip
お部屋にテーブルライトを置くと、ライトの光によって優しく明るくなり、落ち着いたくつろげる空間になります。また、お部屋のアクセントとなり、お部屋をオシャレに演出する効果もありますよ。しかし、テーブルライトは様々な種類があるので、選ぶのに迷ってしまうかと思います。
そんな時は、どの部屋に置きたいか、どのような用途で使うのかなどを考えると、自分好みのテーブルライトが見つかりますよ。また、テーブルライトを選ぶ時はデザインばかりを重視してしまいがちですが、調光機能など、デザイン以外にも確認しておくべき機能があるのです。
まとめ
今回は『照明と省エネ』のバランスと、場所ごとのインテリア照明について、ご紹介していきました。
お部屋全体の雰囲気を簡単に変えることができる照明。こだわりを持って、その場所に合った照明をチョイスすることで、暮らしに対する満足感も大きくアップします。
居心地の良い照明、くつろぐための照明、ホームシアターを演出する照明など、目的別の照明を計画すると快適な日常を過ごす事ができます。
灯り選びが決まれば毎日の暮らしが楽しくなり、家族が集まる空間が生まれます。お気に入りの照明と省エネを取り入れて、素敵な毎日を送っていきたいものですね♪